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アーティスティックスイミング選手 小谷実可子さん 泳いで、笑って、食べて、それら全てがエネルギーに

年に4回に発行する季刊誌ほっとおたふく
食についてさまざまなテーマで取り上げ、ご希望の方にお届けしています。

「食×職 プロフェショナルの食卓」では、毎号世界で活躍する女性ゲストをお迎えし、 オタフクソース会長 佐々木 直義がお話を伺っています。
マガジンでは、紙面で掲載しきれなかったお話や対談の様子などを紹介します。
これまで登場いただいた方のこぼれ話はこちら
https://otafukupr.lekumo.biz/dandan/


VOL.32
アーティスティックスイミング選手 小谷実可子さん

ゲストは、1988年の世界大会でメダルを獲得したアーティスティックスイミング選手の小谷実可子さん。選手引退後30年のブランクを経て、「世界マスターズ水泳選手権2023」で3つの金メダルを獲得するなどの活躍をみせてくださっています。今年2月にドーハで行われた同大会では、初のミックスデュエット(男女混合)に挑戦し、金メダルを手にしました。チャレンジし続ける小谷さんのパワーの源や、スポーツにかける思いなどを伺いました。

Profile
東京都生まれ。小学生の頃からシンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)を始め、1988年のソウル世界大会でソロ、デュエットともに銅メダルを獲得。一線を退いてからは日本オリンピック委員会常務理事、日本オリンピアンズ協会会長などを務める。世界大会のリポーターなど国際的に活動する一方で、自身がコーチを務めるクラブでは、アーティスティックスイミングの魅力を伝えている。

色紙について
小谷さんが記した「Keep Swimming Keep Smiling and… Keep eating!」には、泳いで、笑って、食べて、それらがすべてエネルギーになるというメッセージが込められています。1988年の世界大会で銅メダルを獲得したものの、1992年の世界大会では補欠となり、25歳で選手としての居場所も目標も失い、自分はこれから何のために生きていったらいいのだろうと思っていたという小谷さん。しかし、マスターズへの挑戦を機に「50歳を過ぎて、こんなに幸せな日が人生に訪れるとは思いもしていなかった」と言います。諦めず挑戦を続け、栄光を手にした小谷さんの生きる姿勢が伝わってくる言葉です。

健康の秘訣
健康の秘訣は?と尋ねると、開口一番に「寝ること」と答えてくださいました。睡眠時間は絶対に6時間は取るよう心掛けているそうです。「起きているときに仕事で時間が詰まるのは平気ですが、寝ている時間を削ってまで仕事はしないことにしています」ときっぱり。国際会議などで夜中にリモートで出席せざるを得ない場合を除いて、午前0時には布団に入り、6時頃に起きることを目標にしているそうです。

●マスターズへの思い
「マスターズには特有の雰囲気があり、選手も観客もみんな笑顔なんです」と小谷さん。試合前に髪をセットしていても、世界中の選手が「そのゼラチンどう?」「そのメイクいいね」「緊張するね」と声を掛け合い、会話が広がっていくそうです。頑張っている選手を観客席から懸命に応援する家族の姿もたくさん目にしてきたとも。小谷さんのご主人も昨年は鹿児島へ応援に駆け付け、小谷さんが指導するクラブチームに在籍していたことがある娘さんたちは、競技選手の大変さに理解があるそうです。「昨年のマスターズでは、80歳以上の部で素敵な選手を見て、私もこうなりたいなと思いました。選手として挑戦を続け、これ以上ないくらいメダルをたくさんとったら、今度は自分だけでなく家族で楽しむマスターズにしたいですね」

●お肉が大好き。お好み焼は……!?
小谷さんの好物を尋ねたところ「若い時から今も変わらず肉が好きです!」と笑顔で返してくださいました。日々、ハードな練習を続けるなかで、好きというより体が求めるようになったそうです。疲れた時や、しっかり運動した後、お肉を食べると元気になるのを実感するそう。お好み焼について伺ってみると「野菜をいっぱい入れられるので、私自身も好きですが、特に次女が好きで、週末にお好み焼を買いに行ったり、家族で食べに行ったりしています」とのこと。家族団らんのひと時にお好み焼が一役買っているようです。


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