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サッカー選手 近賀ゆかりさん エディオンピースウィングがホームスタジアムである『幸せ』

年に4回に発行する季刊誌ほっとおたふく
食についてさまざまなテーマで取り上げ、ご希望の方にお届けしています。

「食×職 プロフェショナルの食卓」では、毎号世界で活躍する女性ゲストをお迎えし、 オタフクソース会長 佐々木 直義がお話を伺っています。
マガジンでは、紙面で掲載しきれなかったお話や対談の様子などを紹介します。
これまで登場いただいた方のこぼれ話はこちら
https://otafukupr.lekumo.biz/dandan/


ゲストは、サンフレッチェ広島レジーナの近賀ゆかりさん。10代からプロの世界に入って以降、国内外のチームに参加し、世界大会の日本代表としても活躍しました。世界のさまざまな都市でプレーし、その土地土地の“サッカー愛”を感じてこられた近賀さんに、広島の印象と、食について語っていただきました。
 
Profile
神奈川県生まれ。小学3年生の時に、4歳上の兄の影響でサッカーを始める。身体能力が高く、スタミナとスピードが持ち味。正確なボールコントロールで、サイドからのクロスや強烈なミドルシュートも得意とする。2004年~2016年、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」でプレー。2011年女子サッカー世界大会の初優勝に貢献した。国内外のクラブで実績を積み、2021年、WEリーグ発足に合わせて創設されたサンフレッチェ広島レジーナに加入。

色紙について
色紙に記した「まず食べる」は、相手からの「ぜひ、食べてみてほしい」という気持ちを受け止める近賀さんの姿勢を表す言葉。海外チームにも在籍し、キャリアを積んだ近賀さんは、国内外にかかわらず地元の方から勧められたものを先入観なく食べることで、相手が喜ぶ顔を目にし、自分もうれしくなったと言います。食をきっかけに相手との距離を縮め、親しくなれることを教えてくれる素敵なエピソードです。

試合に勝ったとき、食べるのは……
実家が寿司店という近賀さんは、子どものときはお寿司があまり好きではなかったそう。「母も店を手伝っていたので、忙しいと食事がお寿司になることが多く、あったかいものが食べたいときなどは『またお寿司か~』と全然うれしくなかったです」と近賀さん。でも、大人になってからは「やっぱり、お寿司はごちそう」と改めて感じているとのこと。今は「試合に勝ったときは焼肉か、お寿司が食べたいですね」というほどの大好物と笑顔で話してくださいました。

 ●選手から見たエディオンピースウイング広島
2024年2月にオープンした、サンフレッチェ広島およびレジーナのホームスタジアム“エディオンピースウイング広島”について、「観客席との距離がとにかく近い」と近賀さん。取材をした時はまだ実際にプレーはしていないとのことでしたが、ミスした時は『はぁー…』とため息が聞こえてくるほど、観客からの反応がダイレクトに感じられると実際にプレーしたメンバーから聞き、選手にとってもいい意味で緊張感のあるスタジアムだと感じているそうです。
「国内最大級の大型ビジョンで選手紹介されるなど、エンターテインメントとしても素晴らしい演出ができるスタジアムなので、これで気分上がらない選手はいないでしょう。ここがホームとなったことは選手としては本当に『幸せ』のひと言に尽きます」と語ってくださいました。エディオンピースウイング広島ができたことをきっかけに、これまでサッカーを観戦したことのない新しい層の方々にも足を運んでもらえるのでは、と期待しているそうです。

●広島の人は “麺好き”?
近賀さんが広島に来て驚いたのが、スーパーにずらりと並ぶ麺の多さ。「いろんな種類の麺を1袋から売っているのがすごい」と広島のチームメイトに話したところ、逆に「県外は麺の種類が少なすぎてびっくりした」と言われたそう。そんな近賀さんは「広島でそば入りのお好み焼を食べて、麺類が好きだと実感。そこから改めて焼きそばのおいしさに気付き、ますます好きになりました。海外でもソースは人気で、ルームメイトにソース味の焼きそばをふるまうと『おいしい!』と好評でした」と教えてくださいました。
 
※対談内容は2024年4月時点の情報です。