医師 友利新さん 毎日の食事で心に安らぎや満足感を
年に4回に発行する季刊誌『ほっとおたふく』。
食についてさまざまなテーマで取り上げ、ご希望の方にお届けしています。
「食×職 プロフェショナルの食卓」では、毎号世界で活躍する女性ゲストをお迎えし、 オタフクソース会長 佐々木 直義がお話を伺っています。
マガジンでは、紙面で掲載しきれなかったお話や対談の様子などを紹介します。
ゲストは、医師であり、YouTubeチャンネルでの発信が大きな支持を集める友利さんです。東京都内のクリニックに勤務する傍ら、美容と健康について医学的根拠を持って追求し、雑誌・テレビなどのメディアで美しく生きるためのヒントを伝えられています。家庭では3人の子育てに奮闘する母親でもあり、パワフルに活躍する友利さん。日々の過ごし方や家族のこと、生まれ育った宮古島での意外なエピソードなどを語っていただきました。
Profile
沖縄県宮古島生まれ。東京女子医科大学卒業。同大学病院の内科勤務を経て、皮膚科へ転科。現在、東京都内2カ所のクリニックに勤務する傍ら、テレビ、雑誌などのメディアでも活躍中。医師としての視点を活かした、健康や美容に関する著書も多数。2020年に開設したYouTube『友利新公式チャンネル(内科・皮膚科医)』 の登録者は160万人以上。梅花女子大学客員教授。東京薬科大学客員教授。
色紙について
「いつ、何を、だれと、どのような環境で食べるかによって、身体だけでなく心もつくられていくと思うと、毎日の食事を大切にしたいですよね。食事で性格が変わるという説もありますから」と友利さん。食べるもので人生が変わる、というのは決して大げさなことではなく、人が健やかに生き、心に安らぎや満足感を得るためにもおろそかにできないことが分かります。おいしく食べるためには、食材や調理方法もさることながら、楽しく食べられる工夫も必要といえそうですね。
●友利さんの1日
友利さんの1日は、朝6時までに起き、小学生の2人の子ども起こすことから始まります。「夜型の生活にしたくないので、子どもたちは6時から7時にかけて宿題をします。その間に朝食を作り、3人の子どもたちが食べている間にメイクをします。8時に小学生の2人を送り出してから、末っ子を連れて幼稚園へ。それから私の仕事がスタートします」。クリニックでの診察のほか、講演やメディアの仕事の打ち合わせで事務所を訪れることも。「午後5時には仕事を終え、必ず家で家族と一緒に夕食をとります。食事が済むと子どもたちをお風呂に入れたり、明日の準備を一緒にしたりと、寝かしつけるまで慌ただしい時間ですね。子どもたちが寝しずまる午後9時からが自分の時間です」。原稿を書いたり、最近始めた英会話のレッスンをZoomで受けたり、YouTubeチャンネルのネタを考えたりして過ごしたあと、午前0時前には寝るようにしているとのこと。YouTubeチャンネルは、土日にまとめて撮影するそうです。
●お好み焼は子どもたちの成長に合わせて
「子どもがまだ小さくて手づかみでご飯を食べていた頃には、お好み焼をよく作っていました」と友利さん。「野菜や麺を細かく刻んで入れられるし、子どもの手や口の大きさに合わせて焼くことができるので、簡単で便利。食事やおやつとして3人とも喜んで食べていました。野菜をたくさん摂れるのがいいですよね」。お子さんの成長に合わせて、友利さんが作るお好み焼もだんだんと大きくなっているそう。子どもたちの成長の証といえそうですね。
●日焼けを防ぐために……
海に囲まれた宮古島ですが、友利さんは子どもの頃から水着を着たことも買ったこともなかったのだとか。「いつも長袖のTシャツを着て泳いでました。あまりに日差しが強いから、日焼けをすると、やけどをしたような状態になって痛いんです。肌を直射日光から避けるために体操服も長袖で、タンクトップや半袖で外で遊ぶこともなかったです。海へ泳ぎに行くのは朝か、夕方。日差しが強い昼間には行かなかったです」と友利さん。意外な“沖縄あるある”エピソードを聞くことができました。